【呪術廻戦30話感想】宿難さんは伏黒に首ったけ!

こんばんは。ななまるです。

今週は土曜日発売ということで30話感想いきます。

 

 

サブタイトルは「我儘」

おおむね宿難のことをさしたタイトルでしょう。

読みはじめは真人のことをさしたタイトルかと思いひやひやしましたが嬉しいミスリードでしたね。

 

前回は真人の領域展開「自閉円頓裹」に七海だけが閉じ込められたところで引き、今回はその直後からスタートです。

 

 

高専1年初任務の際に対峙した特級は、術式の付与されていない未完成なかたちながらも「生得領域」を少年院全体に広げていましたが、真人の領域はそれに比べるとややコンパクトですね。

 

単に邪魔な虎杖を放り出すためにコンパクトに展開したのかもしれませんが、

術式の精度(高ければ小さくなる?)や呪力の総量によって変化があるのかもしれません。

 

 

さて先週の感想で言及した箇所ですが、

 

七海は領域展開を出し惜しみしたわけでなく「会得していなかった」ことが判明しました。「まだできていない」ではなく「到達できなかった」という言い方からやはり才能が多分に関わってくるのでしょうか。

 

それとも真人みたいに個々人なにかしらのきっかけがあれば発現し得るものなのか、

発現条件はいまだ不明な点が多いですね。

 

 

「無為転変」の発動条件も判明しました。

触れるだけでなく「原型」の掌で触れることが条件のようです。

 

でなければ、先週七海が右手で拘束された際に発動できるはずですしね。

 

おそらく自分を含め2つ以上の魂を同時に変化させることはできないという理屈でしょう。(このあと言及しますが領域内では別かもしれません)

 

 

 

そして七海の回想パート

 

七海にかけられていた呪いは「他人に不利益を強いること」でしょうか

 

証券会社では「他者の不利益をもって大きな利益を得る」ことに悩んでいて

呪術師時代では「他人を助けるために、他者に死という最も不利益なことを強いる」ことに悩んでいました

 

「不利益の上に利益は成り立っている」

「誰かの不幸の上に幸せがある」

 

折り合いのつかない社会の問題点ですよね。

 

 

 

そして皮肉にもそんな呪いから解放される手段は「金」でした。

それからは「金」が「呪い」となり彼を突き動かします。

 

皮肉な答えですが、他人を他人として一線置くためにはお金が必要な世の中なのでしょうか。

 

 

そんな七海を救ったパン屋さん。

 

 

「放っておいていい」と判断した蠅頭は「死」をもたらさないまでもパン屋さんの生活に支障をきたしていました。

 

「放っておいていい」というのは端から見れば「パンを食べたい人」もきっとそうなのでしょう。「仕事内容に嫌気がさして疲れている自分」もそうなのでしょう。

 

 

そんな「放っておいていい」に踏み込んでくるパン屋さんをみて七海は彼女に憑いている蠅頭を祓います。1つの決別ですね。

 

 

呪いから解放されるためにクズ株を買わせてでも金を得ようとする自分

面倒を被らないように蠅頭に悩ませられる人を見ないふりする自分

 

不利益を被らないために放っておいていい範囲を広げてしまっているそんな自分に嫌気がさしたのかもしれません。

 

 

 

そこに「ありがとう」ですよ・・・

 

蠅頭の呪いを祓って、「金」の呪いを祓われて

2人の関係がめちゃくちゃ尊いですね。

 

 

「呪術師はクソ。労働はクソ。ただ呪術師のほうが適性があった」

 

初登場時に語られた、リアリスト的な思考が

実はこんなハートフルなバックボーンからうまれたものだとは、、

 

 

そして

 

・他人のために本気で怒れるのだな

・また他人のこと・・・

 

虎杖に向けられたこんな思いが、

彼にパン屋さんとの出来事を思い出させてくれたのかもしれません。

 

 

なにいってんだってなってきましたが、

あまりに素晴らしい回想だったので、、

 

 

 

というわけで

回想は終わり再びピンチ

 

 

そこに虎杖が登場しましたね。

先週の期待通りバリンっと痛快に割ってくれました。

 

領域のイメージ的にもっとぬるっと入ってくるかとも思いましたが杞憂でした(なにが)

 

 

必中の無為転変によりうっかり宿難さんの逆鱗に触れてやられてしまった真人さんですが、

 

領域内では対象を複数に拡大できるということでしょうか。

冒頭に書きましたが、通常の術式では1体のみでしたもんね。

 

 

宿難さんの攻撃についてですが

 

 

宿難の服装が虎杖のものとは異なっていたので

あくまで身体の所有権は虎杖のものでしょう。

 

となると、宿難の生得領域内での攻撃だったはずです。

 

以前宿難は

 「生得領域、心の中と言い換えてもいい」

と発言していました。

 

つまり「魂に触れること」=「生得領域に侵入すること」

ということかと思われます。

 

なので宿難は「領域展開内だから」攻撃できたよってわけでなく

あくまで「真人の領域展開内だから」攻撃できたと思われます。

 

じゃなかったら無量空処のときもでてこれるはずですもんね。

 

 

真人の領域展開が欲張りさんだったからしっぺ返しくらったわけですね。

まさに逆罰。グレート。

 

 

さて、そして伏黒です。

「契闊」が伏黒のためであることが今回で確定的になったわけですが、

なにを求めているのでしょうか。

 

五条先生があげている自分と同格になりうる呪術師リストの中には

伏黒は入っていませんでしたから、五条先生が見抜けていない力を秘めているのでしょうか

 

・伏黒が目当てであること

・1分間という縛り

・誰も攻撃しないという縛り

 

上記を鑑みるとなにか情報を渡すか仲間に引き込むような説得をするかとも考えられますが、それをするなら「口だけ宿難くん」で事足りそうな気もしますしね。

 

身体を明け渡す際、虎杖の意識はどうなるのかというところも肝になってきそうです。記憶がある状態なのか、どうなのか。

 

「伏黒恵ぃぃ!!おれをお前の式神にしてくれぇぇ!!」とか言い出したらくっそ笑えますね。

 

冗談はさておき

 

「伏黒ともう一度戦いたい(対等になるように伏黒を育成したい)」

「伏黒に受肉したい(術式奪いたい)」

 

現状目的はこの2つが有力かと思われますが

 

・領域展開を会得させる手段を持っている

・指食べさせる

 

1分間でできることといったらこんなもんでしょうか。。

 

 

ともあれ交流戦が無事行われれば「契闊」待ったなしなので

楽しみに待ちましょう。

 

今週はこの辺で

 

次週はあらためて真人の顔面に一発いれてくれる虎杖に期待しましょう。

 

 

【呪術廻戦29話感想】戦闘シーン練られすぎ!!

こんばんは。ななまるです。

呪術廻戦29話感想いきます。

 

虎杖vs真人に七海合流から今週はスタート

 

七海合流についてですが

 

虎杖を助けにきたとはいえ

 

・敵側からアクションを起こしている

・被害規模の大きさ

・真人を放置するリスクの高さ(真人が生きていると判断していた)

 

上記の点を鑑みると真人をここで確実に討伐する名目をもって七海は動いていると思うんですよ

 

なので虎杖に対して「自分で倒す術を未だ見つけれていないこと」を打ち明けていたシーンに疑問を持ちました。

 

虎杖の攻撃が効くことは到着してから知ったわけですしね

 

 

ただ、七海の今までの行動を見ると、「守れるかわからないけど助けたい」「勝てるかわからないけどきました」ってのは考えにくいので

 

 

あくまで自分は足止めとして助っ人を呼んでるんじゃないかなぁ…と (というか個人的願望として誰かこい)

 

 

 

七海が加わって真人戦さらに楽しいです

 

①片手に目をつくり虎杖の動きを追いながら七海を倒そうとする真人

 

②その目を左手で塞ぎ、七海が上段を狙っている隙に足を取ろうとする虎杖

 

③それをジャンプでギリギリ躱し、両手両足がふさがってしまったのでウニに変身して(?)周囲攻撃を試みる真人

 

④変身する前の呪力のタメに気づき後ろにかわしつつ先端の脆い部分を的確に壊し隙のできた本体を殴りにいく虎杖七海

 

⑤それを小さくなって躱し、虎杖を遠ざけようとストックしていた改造人間を使い虎杖を遠ざけようとする真人

 

⑥そちらに気を取られた七海の顔をリーチ外から狙い、七海がギリギリ躱したところをすかさず拘束

 

 

全部の動きが細かく考えられてて、それを絵だけで見せていくこの戦闘めちゃめちゃ興奮します

 

 

 

ナナミンは前回戦闘時「術式開示」によって呪力を底上げしていましたが、その縛りは現在も有効なのでしょうか

 

ネタが割れている限り同じ相手に対しては有効なのか、はたまた最初の開示時のみなのか

 

 

そしてここまで練られている戦闘だからこそ、七海が領域展開を先出ししないことには理由があるのでしょうか

 

・単純に領域展開を会得していない

・領域展開で無為転変を無力化できるかわからなかった

・呪力の消費が激しく長期戦を見込んだため使わなかった

 

等々理由があるかと思われますがどうなのでしょう

 

 

 

さて、虎杖に人間を差し向けた真人という外道オブ外道に怒りをぶつけ倒しまくりたいですが、

 

「ころして」と言われた虎杖の表情と頬に落ちた改造された人の涙

 

戦闘に戻ってきた虎杖の決意あふれる表情と頬から殺した人の涙が散っている

 

このシーンがつらすぎましたね…

 

 

しかしずっともう全世界が「バカ!くそ!」って言いたかった真人に「馬鹿はあなたです」と大人の口から言ってくれたのは最高のシーンでした

 

 

 

改造人間と戦っていた場所から校舎内に移動し、拘束されている七海の上から奇襲をかける虎杖はしっかり呪術師ですね

 

 

互いが隙をつくったことで七海の術式をぶつけれている線分の模写もいいですよね

 

 

さあよーしいけいけってとこで

 

 

真人が領域展開してしまいました

 

 

あくまで才能の世界であって修行が必要なわけではないのでしょうか

 

真人の術式は「自閉円頓裹」

 

みなさんすでに調べたかと思われますが

 

「円頓」は

仏教用語天台宗の教義において用いる言葉。現にあるがままの心に功徳が円満にそなわり,すみやかに成仏するという考えを表わす。

(コトバンクより)

 

「裹」は

①つつむ。まとう。つつみ。「裹革」「包裹」 ②草の実。 果 ③たから(宝)。「国裹」

(漢字ペディアより)

 

 

こういう意味みたいです

 

真人さんいきなり功徳が備わっちゃって

「今はただ、君に感謝を」とか言ってらっしゃってますね…

 

 

領域展開内での術式は必中なので「無為転変」が必中と考えるべきでしょうか

 

しかし、「円頓」の意味にある「現にあるがままの心」は「魂を変える」真人の術式とは正反対の意味ですよね

 

五条先生の領域展開も「相手が五感をもって無限を感じれるようになっていた」ので、少し術式とは異なる方向性になるかもしれませんね(希望的観測)

 

 

 

領域展開発動時の印にはどんな意味が込められているのでしょうか

 

仏教関連かと思いましたが、ネットを調べる限りではでてこなかったので、少し視点をかえて「ハンドサイン」を探してみました

 

 

ウィッシュのポーズを重ねあわせたような手ですが

 

ウィッシュのポーズには海外で「I love you」の意味があるそうです

 

それを右手と左手で向かい合わせているのは「自己愛」を示してるのでしょうか

 

もうひとつの薬指クロスはわからなかったです… だれか考察あったら教えてください

 

 

おそらく答えは開示されないので、こういった妄想で埋めていくのが楽しいですよね

 

 

ちなみに五条先生のポーズは

汚いものから身を守る「えんがちょ」のポーズから引用してる可能性が高いと思われます

 

ばーりあっ て感じですねかっこいい

 

 

 

 

さて来週どうなるでしょうか

 

虎杖が領域から弾かれちゃってますが

1話から窓ガラスや壁をぶっ壊し抜けてくる模写が目立つので、領域展開の壁もぶっ壊して登場してきてほしいですね

 

 

今週はこのへんで

 

長くなってしまった…

 

それでは

 

 

【呪術廻戦27話28話感想】虎杖、真人ついに激突・・!

こんばんは。ななまるです。

先週は投稿お休みしてしまいましたので

27話28話分まとめて感想ですよろしくお願いします。

 

 

27話のタイトルは「もしも」

順平が高専に入学したら。。の「もしも」ですね。

 

タイトルと扉絵でお察しさせるこの構成

順平の死を使って読者の意表をつくことはしないぞという芥見先生のキャラクターへの思いやりが感じられます。(最大好意的解釈オブ順平の死)

 

 

「幼魚と逆罰」というサブタイトルが「母親の死」で一区切りして翌週からナンバリングタイトルではなくなっていたため

順平の生存にもある程度期待を持っていたのはたしかです。

 

「不平等な現実のみが平等に与えられている」

「凄惨な現場を見ることが多い」「正しい死ばかりではない」

 

呪術界のこういった世界観がしっかり体現された話でした。

 

しかし「正しい死」にこだわる虎杖は少なくとも目の前の生きている人間に関しては

救うことができていました。ときに自分の身を呈し、彼は人を救ってきました。

 

そんな「自己を顧みない性格」が前回の特級との戦闘を通じて敵サイドに把握されていたため、順平は人質とされることなくあっさり殺されてしまったと考えると胸が苦しいです。

 

 

目の前で順平を殺されてしまった虎杖は自らに課していた「殺す選択肢はとらない」という矜持を捨てて「ブッ殺してやる」と

 

 

「ブッ殺してやる」っていいですよね。

「ブッ殺す」ではなく「ブッ殺してやる」

 

 

「~てやる」って面白いですよね。

基本、相手に対する爆発しそうな感情をはらんだ動詞にしかくっつけられない語尾ですよね。

 

「しんでやる」「ぼこぼこにしてやる」「ここで漏らしてやる(おい)」等々

 

「一生愛してやる」とか前向きな用法もありますね

 

 

「ああ抑えきれない!この行動をもっておまえを困らせるぞ!!」ってひしひしと伝わってくる言い回し。それが、てやる。

 

 

そして呪術廻戦では間違いなく「呪ってやる」から引用してると思うんですよね。

呪術高専で乙骨も発してた「ブッ殺してやる」それをリフレインしているわけですから、なにか呪術師の決め台詞みを感じます。

 

 

28話タイトルが「殺してやる」なのもまたいい。

 

 

 

「代わんねぇよ。言ったよな。ブッ殺してやるって。」

 

目的は「殺す」じゃなくて「殺してやる」なんですよ。

 

 

ああ、呪いのマンガを読んでるんだなってゾクゾクする好きな言い回しです。

 

 

 

28話では熱いバトルが繰り広げられましたが、

ここでナナミン登場です。

 

「大人と子ども」というテーマもおいている今章で

唯一あらわれた「大人」のナナミンは彼らにどういう教えを説くのでしょうか。

 

 

呪霊側の目標「呪術師一掃」を達成するために

・虎杖を仲間にする

・五条悟を戦闘不能にする

 

この二つが必須条件である現状、

「虎杖を仲間にできないやつらが五条悟戦闘不能にするのとか無理じゃない?」

ってなってしまうので

 

敵側になんらかの収穫があることはほぼ間違いないと思うのですが、、どうなるやら

 

 

 

気になること箇条書きコーナー

 

・「無為転変」が術式であるのなら、より濃い領域展開で中和すればダメージは通るのでしょうか。真人が領域展開を会得していない今なら勝ち目は十分にありそう。

 

・宿難の「おれの魂に触れるか」発言。真人は「この世で魂の構造を理解している人間」と自負していましたが、「魂に触れる」という用法を使えるということは宿難もまた魂は触れられるものだと理解しているのでしょうか。

 術式は遺伝し得るもの(全員違う術式を持つわけではない)だと2巻で説明されてましたので「無為転変」も宿難が生きていた時代に存在していたものかもしれません。

 

・「人を恐れる感情から生まれた呪霊」「真人は生まれたて」という事実をみると過去同等の呪霊がいたと考えるほうがいっそ自然かもしれない。

 

・より洗練された殺すための形、インスピレーションが「ドリル」「棍棒」「手裏剣」な真人ってほんまに子どもよな

 

・契闊について虎杖が忘れていると宿難が判断していたのは「まだ虎杖が優位だと思っている上で自己犠牲をしてきたから」ですかね。「忘れている」ことにとても喜んでいたのが不気味です。現状とくにメリットが見当たらないので。宿難にとって虎杖は未知数なので警戒されないことが大事なのかもしれないですね(まじわからない)

 

 

 

今週はこの辺で。

【呪術廻戦26話感想】せーのっ!真人!退散!

遅くなりましたが、

呪術廻戦26話感想です。

 

 

感想を書くのがルーティーンになりつつあり、

感想を書くまではその週の呪術廻戦で頭が埋まってしまうのですが

あさってにはジャンプ発売(土曜発売)なのでもう四六時中呪術廻戦の沼。

 

前置きが長くなりました。

 

今週のサブタイトルは「いつかの君へ」

 

実はおなじタイトルの映画が公開されてます。

映画をテーマに盛り込んでいる今章なので、

引用の可能性おおいにありますね。

 

 

筆者この映画観たのであらすじを紹介します

 

 

※映画のネタバレ注意↓

 

 

「いつかの君へ」はボーイズラブストーリーです。

 

登場人物は

・カメラの学校に通う主人公ハヤセ

・おなじ学校に通う天才カメラマン、ノボル

・ノボルの双子の弟リュウ

 

 

超無口で無愛想なノボルは学内で疎まれる存在。

 

しかしひょんなことからノボルに命を救われたハヤセは次第にノボルが気になるように

 

無愛想なノボルになかなか近づけないハヤセですが、なんとある日街中でノボルそっくりのチャラ男がバーに入っていくのを目撃

 

 

バーに入るようなキャラでもないし別人だよな。。と思いつつも

 

気になったハヤセは翌日同じバーで待ち伏せ

 

 

すると彼は翌日もバーに来店

しかしなんとそれはノボルの双子の弟リュウ

 

 

飲み交わすうちにハヤセはリュウと仲良くなり、なんとリュウが悪戯で撮ったハヤセのポートレートが学校で高評価に

 

 

それを知ったノボルは天才カメラマンのプライドからか、ハヤセを連れ出し自分にもポートレートを撮らせろと迫ります。

 

 

そして彼らはじわじわと禁断の関係に・・・

 

 

 

しかしなんと終盤に衝撃の事実発覚。

 

実はノボルとリュウは同一人物でした。

 

双子のリュウがいた事実は間違いないのですが

ノボルは幼いころにリュウを亡くしていました。

 

その原因は交通事故だったのですが

リュウに大事なものをいつも奪われていたノボルは

 

リュウという双子の存在を疎ましく思っていて

 

次第に「いなくなればいい」と思うようになってました。

 

そしてそれが現実に。

 

ずっとリュウの人格を飼い続けることで現実逃避をしていたノボル。

 

ハヤセくんは彼の呪いを溶かしていきます。

 

そして2人は仲良くハッピーエンド…

 

 

めでたし。

 

 

というストーリーです(雑でごめんなさい)(よければみてみて)

 

 

 

今週の話に映画からの引用があるとすれば、

 

 

順平の「母さんも僕も人の心に呪われたって言うのか」というセリフでしょうか

 

 

「いつかの君へ」のノボルくんも「心が呪ったせいでリュウは死んだ」という呪いにとらわれていました。

 

 

 

順平も直接自分を恨んでいる人たちを探す前に

「ヒマつぶし」として殺されたと思い込むことで現実逃避していましたね。

 

(ひまつぶしで実験しまくってる人が近くにおるでじゅんぺーーー)

 

 

そんな順平の呪いを解こうと歩み寄る虎杖がかっこいいです。

 

 

 

そして今週特筆すべきは

 

順平が両目を見せながら心情を訴える演出

 

これがほんとに美しい

 

 

今章を通じてですが、

説得する側、話し手側の目線は ☜こう

されてる側、受け手側の目線は ☞こう

と統一されてます(たぶん)

 

すれ違いがあったり、心を開いてなかったりする場面では

この統一がなくなっているように感じてました。

 

 

今回順平の右目が見えるようになったことで

 

説得する虎杖とそれをきく順平のページが綺麗に統一通り向かいあうように描くことができてます。

(俺はもう絶対に順平を呪ったりしない のとこ)

 

右目が隠れていると右向きの顔は表情がわからないため、心を閉じてるように見えてしまいます。

 

この演出がほんと綺麗で順平の心に響いていることがひしひし伝わってきました…

 

 

そしてそんな背後に真人さん

 

帰ってくれ

 

 

まじで

 

 

 

気になったところいくつか

 

 

・順平は式神使いでした。以前伏黒が影を媒体としている点を宿難がほめてましたね。「呪符を使うありきたりな術式じゃない。。」と。つまり式神使いは呪符を使うのが定番なのでしょうか。となると順平はなにを媒体に澱月ちゃんだしとるの?

 

・「式神使いは本人をたたけ」とのことで弱点は本人なわけですが、「式神使いなのに術使本人がむかってくる」伏黒ぱいせんの評価が相対的にあがっているのうまい

 

・毒が効かないのはなぜ? 呪力でうけきれば効かないのかな?

 

・「いつかの君へ」は伊地知さんにもかかってますよね。切ない。虎杖あとでマジビンタ。

 

 

今週はここまでです。

 

順平が才能あるのがうそじゃないといいのですが。

 

 

ではまた。

 

 

【呪術廻戦25話感想】虎杖 vs 吉野はあまりにも悲痛

 

呪術廻戦25話

サブタイトルは「固陋蠢愚(ころうしゅんぐ)」です。

 

意味は以下の通り

 

他人の意見を聞くことなく、視野が狭いために、柔軟で適性な判断が出来ないこと。
「固陋」は他人の考えを聞かず、視野が狭いこと。
「蠢愚」は愚かで知識がないこと。

(四字熟語辞典オンラインより)

 

 

他の人物に重複でかかっている可能性もありますが、吉野をあらわしたタイトルとみていいでしょう。

 

 

吉野は「真人」「虎杖」と出会い、それぞれから生殺与奪に対しての考え方をきいてます。

 

今週彼が取ろうとした行動は「真人から得た考え方」というよりはむしろ「元々自分がとりたかった行動や考え方を後押ししてくれた考え方」によるものでした。

 

 

幼魚と逆罰篇の冒頭、吉野はこう言ってます

 

「嫌いな人間が死ぬボタンがあっても多分押せない、でも僕のことを嫌いな人間が死ぬボタンなら迷わず押す」(呪術廻戦第19話より)

 

つまり悪意を先に向けられたら同様の悪意で返すということです。

 

今回彼がとった行動はその考え方まんまです。

そして矛先を間違ってしまってます。

 

吉野は罰を受けるべきではありますが

 

それでも今週はやられました…

 

 

先週初登場のめちゃ素敵な吉野母が翌週1ページ目の報告書で無残な死を遂げることを誰が予想したでしょうか…

 

 

警察や救急車を呼ぶこともせず

1人で母の血を丁寧に拭き取り、

遺体がなるべく腐らないように保冷剤と氷嚢を敷きつめて布団をかけてあげる吉野を想像しただけで本当にきつい

 

そして葬式の代わりに喪服を着て復讐に向かう吉野がつらすぎる

 

 

加害者に仕立て上げられたのは伊藤翔太くん

 

吉野もアフロの彼のようになにか頼まれてたんでしょうか。

 

それを断ったかなにかして間接的にいじめを受けていたのでしょうか。

 

ともあれ個人的な恨みがあったことはたしかなようです。

 

 

額の根性焼きを隠すために片目を隠す髪型をしていた吉野くんがまたつらい

 

 

根性焼きに対してのヘイトが呪術に顕現しちゃってるのもまたつらい

 

これもまた悪意を悪意でかえす彼の信念なのでしょう

 

 

 

そしてあらわれる虎杖

 

「いつか」悪い呪術師と戦ったりするよね

 

虎杖に向けられた台詞はすぐに回収されてしまいました。

 

「いつか」人を殺さなければいけない

 

この「いつか」はどうなるのでしょうか。

 

 

 

 

はい。

 

 

気になることをいくつか。

 

 

・呪霊サイドの狙いはやはり虎杖でした。

虎杖では今の吉野に敵わないとの見込みでしょうか。宿難に助けを求める前提で話が進んでます。

実際の力関係が不明なのでここは少し首を傾げてしまいました。

 

 

・夏油の狙いはなんでしょうか

指を高専に回収させたいとのことですが

(味方にできる前提の)虎杖に取り込ませるより大きいメリットがあるのでしょうか

 

 

・伊地知さん行方不明だけど説教されてないかしら。すごく心配。

 

 

・固陋蠢愚の 「蠢」の字に「日=火」「虫」と吉野のトラウマがはいってるのは偶然でしょうか。術式が虫関係だったら相当つらい。

 

 

 

・ナナミンは虎杖を助けにきて真人と再戦するのかな。

 

・あんだけ大きな帳が降りたら他の高専生も援護きてくれないものかね

 

 

 

今週はこの辺で!

 

来週もこわい

 

 

(コメントとかこないかな)

【呪術廻戦24話感想】逆罰フラグが加速していく…

呪術廻戦24話目

幼魚と逆罰の6話目です。

 

今回は起承転結の「転」にあたる話でした。

 

次週から一気にクライマックスに雪崩れ込むと思うので、気を引き締めていきましょう。

 

 

 

今週冒頭語られた「ミミズ人間2」の面白い点

 

「完璧主義者の人間がすべてを投げ出すまでが描かれている」

 

これ、少しひっかかった人多かったんじゃないでしょうか。

 

 

その理由は吉野くんが「完璧主義者」として描かれているからだと思われます。

 

(自分ではなく社会に完璧を求める)完璧主義者と言ったほうがいいでしょうか

 

 

・公共の場でのマナー

・偏差値そこそこの学校にヤンキーがいること

・親の喫煙行為

・勧善懲悪に対しての考え

・大人はこうあるべきという理想

 

等々、社会に対して必要以上に完璧を求めてしまう吉野くん。

 

改善でき得るものを改善できない人間は絶対悪でいなくなればいい

 

そんな考えを持っているあたりが七海先生と対照的ですよね

 

 

 

そんな架空作品ミミズ人間(≠ムカデ人間)からの引用で考えさせられましたが

 

 

今回でてきた「キャスト・アウェイ」という映画はそのままのタイトルで存在している映画です

 

主人公が遭難しちゃう話なんですが

 

クライマックスシーンでは

ずっと友達代わりにしていたバレーボール(=ウィルソン)を失くして絶望しちゃいます。

 

そのバレーボールは遭難中ずっとそばにいてくれたもの。

 

周りから見たら大したことなくても、

自分にとってはかけがえのないもの。

 

 

真人との会話であったように

「命に価値なんてない」

「母が死んだら憎むけど、他の人間ならいい」

 

真人にとっては命は平等で、

 

吉野にはまだウィルソンのように守るべき存在があって

 

 

 

そんな映画からの引用が今後の展開を示唆しているようでならないです。

 

 

 

さて、

真人が子どもの呪霊だと判明しましたね

 

となると「虎杖」「真人」

それぞれとの出会いが新しい水槽として対比で描かれていることがはっきりしてきましたね

 

 

今まさに吉野くんは水槽をかえるタイミングにある…

 

 

虎杖の「殺すという選択肢ができることがこわい」という話から考えを改めかけていた吉野くんですが

 

母を殺されるという選択肢をとられたら

 

うん…闇堕ちの未来しか見えない…

 

 

 

そしてこれはもちろん虎杖の成長物語でもあります

 

宿難の指を食べるのは自分にしかできないから高専に通っている虎杖ですが

 

宿難という暴走するやもしれない悪を抱えながら悪を祓うこと

 

 

そこらへんの葛藤も描かれるのではないでしょうか

 

吉野くんがそれを知ったらこわいね

 

 

宿難の指に殺された母と(勝手に殺すな)

 

その宿難を抱えてる虎杖

 

 

うーーん闇堕ち待ったなし

 

 

ひいい…

 

 

虎杖と吉野をぶつけるのが夏油の作戦だとしたらホントお前乙骨呼んでくっからなホントお前ってなるわほんま

 

 

 

はい。

 

七海先生 vs 真人の補足説明がされてましたね

 

 

七海先生が考えた真人を倒す方法

 

・呪力を使い切らせる

・再生が追いつかないほど一瞬で身体をバラバラにする

 

この2つはどちらも無効のようですね

 

魂をこわさなければやはり意味がないと

 

 

ノーリスクってのが気になりますね

 

縛りがありますのでやはりこの世界

 

 

虎杖の出生関連については

 

まとめて別記事で言及しようかな

 

 

 

今週はこの辺で

 

 

来週こわい、こわいよ

 

 

 

 

 

 

 

【呪術廻戦23話感想】十劃呪法もっと見たい

 

呪術廻戦23話目

幼魚と逆罰シリーズの5話目ですね

 

冒頭は前回の引きから少し遡った場面でスタートです

 

 

真人の能力は対象のかたちを自由自在に操ってしまうので

 

対象を10等分して弱点をつかなきゃいけない七海先生の術式とは相性が悪いみたいです

 

どうせ相性が悪いなら、と術式開示で呪力をあげて逃げのための隙を全力でつくろうとするあたりリアリスト貫いていてすごくいい…

 

あと時間外労働での呪力のインフレは、先週最初に予想していた「縛り」で合ってたみたいです(追記で意見かえちゃったけど)

 

 

常に手加減して戦うという「縛り」だったわけですね。

 

おそらくその日の出勤から8時間はフルで戦えないという縛り。

 

だいぶリスキーですね七海先生??

 

日本のサラリーマンは全力で仕事をこなしちゃうとどんどん新しい仕事を課せられるだけなのでサボりつつ仕事する、というのはよく言われる風刺ですが

 

それを能力に反映させる芥見先生は本当にもう天才(語彙力)

 

社会への諦めがよくあらわれた能力です

 

 

そしてネクタイと鉈に巻いてる同じ柄の布は呪具でしょうか

 

呪力を一点に集中させるための呪具なのか

それ自身にストックした呪力が篭ってるのか

 

どちらにせよ、七海先生の縛りと戦闘スタイルをサポートする呪具っぽいですね

 

 

それにしても「十劃呪法」がかっこよすぎる

 

「劃」という漢字は「切り分ける」とか「等分する」といった意味をもつそうです

 

 

つまり10等分していろいろやるよって呪法のようです

 

今回でたのは「瓦落瓦落」

 

七海先生の術式は生物意外にも有効なので

壁の弱点をついて粉々にして、なおかつその瓦礫に呪力を込めて生き埋めにしてやろうと…

 

呪霊には呪力のこもった攻撃でないと効かない

ので、自分または武器とは違う物体に呪力を伝播させる「拡張術式」かなりワクワクです

 

 

というわけで退避のために全力を尽くした七海先生

 

一度持ち帰って会議ですかね

 

(速攻追いかけられて背後から首ちょんぱとかはやめてくれまじで)

 

 

そして虎杖パート

 

吉野くんはボタンのこと真人にきいてたみたいですね

 

がっつり予想を外しましたが

 

どうやら呪いを視認できるようになったのは最近とのことで

 

どうして呪力がいきなり発現したのか今後の鍵になりそうです

 

 

「ミミズ人間」の話で盛り上がってて微笑ましいですね…

 

「ミミズ人間」は「ムカデ人間」のことですかね? たしかにムカデ人間3はくそつまらない

 

 

いや、映画鑑賞の修行をここで活かしてくる構成力たるやいなや素晴らしすぎる

 

 

そして夏油です

 

「大当たり」とはなんでしょうか

 

一応夏油と真人の目的を整理すると

 

・五条無効化

・虎杖を味方に

 

この2つのために10月に向けて動いてると思うのですが

 

吉野くんをコマに虎杖を懐柔しようとしているのかな?

 

吉野くんを助けたければ我々の味方につけ、的な(絶対にない)

 

 

真人たちはハナからコマにしようとしていたのでしょうかね、負の感情を溜めてる人間を探してた、とか

 

うーん今のところわかりませんが

来週に期待しましょう

 

吉野くんが愛おしくなった今週ですが

サブタイトル的に吉野くんが悲惨な目にあうのは間違いなさそうです

 

 

それではまた!