【呪術廻戦58話感想】伏黒恵、雪辱を晴らすべく――覚醒。
こんばんは。ななまるです。
20話空きましたが、呪術廻戦感想やっていきます。
58話タイトルは「起首雷同 ー肆ー」
伏黒を主軸に置いた篇になってます。
「付和雷同」という四字熟語は、
「自分の考えがなく、人に合わせること」を「雷の音と同時に人が動くさま」になぞらえた言葉です。
「起首雷同」はそれをもじった造語であり、「物事のきっかけ(=起首)」
つまり、転じて「ある出来事をきっかけとした事件のはじまり」を表していると考えられます。
「宿難が受肉したこと」が ” 雷 ” にあたるのでしょう。
そして受肉と同時に、「指を取り込んでいた呪霊」が目覚め、真人たちも動き出し、呪術師たちも動き出した。と。
そんな物語が大きく動き出す予感をさせる今章ですが、、
今週すごかったですね。。。。
まず、伏黒"単体"での特級呪霊との対峙はなんと
「呪胎戴天ー肆ー」における宿難戦ぶりです。
「起首雷同 ー肆ー」と「呪胎戴天ー肆ー」、対比されているのは明らかです。
「逃げた自分」との対比
「本気を出せなかった自分」との対比
「自分の命までも捨てようとした自分」との対比
「戦いを楽しめなかった自分」との対比
そして、あのとき”虎杖の胸を目の前で貫かれた雪辱”を晴らすかのように
特級呪霊の”胸”を貫いて伏黒恵は勝つのです。
(呪いの急所は頭だと東堂さんがおっしゃってたのでこれは確信犯。)
しかし、まさか学生組初の領域展開がここで見れるとは思ってなかったですね。。
領域展開の名前は「嵌合暗翳庭」
嵌合の意味は
「軸が穴にかたくはまり合ったり、滑べり動くようにゆるくはまり合ったりする関係」(コトバンクより)
上記が解釈としてよさそうです。
「暗翳」はそのまま「暗影」ですね。
噛み砕くと「型にはまりすぎず自由に影を使いこなそう」というコンセプトでしょうか。
「影の奥行きをすべて吐き出す」というセリフにもあるように、
今まで「収納スペース(=奥行き)」として使用していた影を領域内にすべて吐き出してます。
そしてそこには具現化しきってない「影と同化した式神たち」が蠢きあってます。
宿難に言われた「広く使おう」を実践したのかフィールドをカエルサーフィンしてる伏黒くんが可愛いですね。
そして術式(影を媒体にして式神だせるよ)の解釈を広げ、自身もまた領域内では影と同化することができると。
さらには形が自由自在な影を使って呼び出してるんだから、式神のかたちもまた自由なのか、鵺が2体に分裂してます。
最後は呪力で領域を破られるも、敵の影を媒体に移動してフィニッシュ。。。
かっこいい。。
領域展開のポーズですが、
「九字真言の意味を少し深掘りしてみる」
http://www.yamato556.jp/nihonron/kuji_01/#prettyPhoto
上記の記事にあるように九字真言がモチーフかなあ、と。
「陣(=内縛印)」をベースにして、右手親指だけ「皆(=外縛印)」になってるのかな。
もう少し調べたほうがよさそうですねここは。
それにしても今週もおもしろすぎましたね。。。
センターカラーで宿難に首を絞められかけてるのが若干こわいですが。
どうなるでしょうか。
では、今週はこの辺で。