【呪術廻戦37話感想】ユウジとアオイの大特訓がアツイ
こんばんはななまるです。
遅ればせながら呪術廻戦37話感想いきます。
「目より先に手が肥えることはない」
虎杖の強さの根本を少し明かすナレーションから今週はスタート。
虎杖の目の良さについては以前からちょくちょく模写がありました。
例えば、吉野との初顔合わせのシーンではほんの一瞬で「吉野が呪霊を感知している」ことを見抜いています。
また、呪胎篇では「特級が楽しんでる」こともいち早く見抜いてますね。
そんな”目の良い”虎杖は軌道修正を繰り返しながら体術で東堂を圧倒していきます。
しかし「逕庭拳」は決定打にならず。
東堂先生のレクチャーがはじまります。
「”少量の呪力が乗った全力パンチ”と”遅れてやってくる本命呪力”の分散が逕庭拳の真髄」→「威力も充分、その程度の奴が相手ならば」
→「特級には威力が不十分」→「じゃあどうしよう」
→「全力パンチに本命呪力全部のせようね」
と虎杖の答えをスムーズに誘導する東堂さんすごい。
それを実現するには
「呪力を流す意識」に囚われすぎないことが大事だそうです。
「怒りを生む起点から流したい部位に呪力を流していく」
これがセオリーだそうですが、部位分けすることが呪力の遅れを生むと。
なぜなら「全身全霊で世界に存在している」から
たとえば「歩く」という行為ひとつをとってみても
頭で歩きたいと考え、脳が歩けと信号を出して、神経を伝って、足を一歩動かし、次は反対の足を動かし、という行程をたどっているわけですが私たちは普段そんなこと考えないですよね。
逆にその行程を意識すると確実に踏み出す一歩は遅れるし、今まで自然にできていた腕を振ることや、歩きながら話したりすることなども難しくなるでしょう。
これを「怒り」などの負の感情に置き換えた話が今回の話だと思われます。
怒ったときに腹がたったら全身で怒りを自然に表現するわけですが
「怒りのぶつけ方」を考えてしまうと一歩遅れてしまいますよね。
一般人はそっちのほうが絶対いいんですけど。
つまり「怒りを拳にこめろ」と思った時点で遅れてるということです
ここで思い出すのは呪胎篇の特級との戦い
あのとき虎杖は憎悪や恐怖など様々な負の感情をすべて特級にぶつけましたが
少しもダメージを出すことができていませんでした。
それはあのとき「全て 出しきれ 拳に のせろ!!」と意識してしまったからかもしれないと。
あの回を読んで、「虎杖って全部呪力込めてもこんなもんなのか....」と少し思いましたが、もし正しいのせかたをしていれば特級に一泡吹かせることができていたかもしれませんね。。
東堂先生の素晴らしいレクチャーでなにかをつかんだ虎杖は東堂に一泡ふかせることができるでしょうか。期待です。
さて場面はかわって野薔薇パンダパート
野薔薇の煽りとモノローグがめちゃめちゃ好きです。
相手が自分と同じ怒りの価値観を持ってるからこそなお腹立つ気持ちわかります。
「真依の苦労、女が呪術師として生きていく意味」
だいぶ呪術廻戦らしい先が思いやられるフレーズがでてまいりました。
このまま5巻くらいの帯キャッチコピーになってもおかしくない。
既出の強キャラたちや上層部を見ても男性社会感が拭えない呪術界隈で女性はどんな扱いを受けているのか。だいぶヘビーな爆弾がふってきそうです。
そしてメカ丸が呪骸ということが確定しましたね。
「人形風情が知った口を」と。
変身してますしパンダと違ってがちがちに戦闘用に作り出された呪骸っぽいですね。
彼にも彼の苦悩があるのでしょうか。戦うためだけにうまれてきた存在的な。
京都勢の掘り下げがほんとに楽しいですね。
それにしても真依はどこいったんだろう。
西宮のフォローにくるはずでしたが見当たりませんね。
援護で近くに潜んでいる可能性もありますが西宮が真依の目の前で真依の苦労を語り出したらちょっと気まずいですよね。
内通者の動きもこわいのではやく狗巻先輩が呪霊を全滅させてくれることを祈ります。
今週はこの辺で。
ではまた。