【呪術廻戦22話感想】真人さん無敵やんけ・・ナナミンがんばれ・・
呪術廻戦、第22話です。
サブタイトルは「幼魚と逆罰 -肆ー」
七海先生 vs 真人から今週はスタートです。
冒頭、ナナミン目線で「五条先生と真人の共通点」について語られます。
「絵に描いた様な軽薄、その奥にあるドス黒い強さ」
これは呪力の源である「負の感情」についての言及でしょうか。
「怒り」や「恐怖」等の負の感情が呪力の源になるのは、
五条先生の呪術レクチャーで判明してますね(12話参照)
一見軽薄に見える人ほど、その奥に底知れない絶望や怒りを秘めていることを
七海先生は知っているのでしょう。
(五条先生の過去が気になるマン)
しかしスーツ肉弾戦かっこよすぎんか・・
揺れるネクタイなびくジャケット・・ 完璧だ・・・
(カラーの七海先生はよ見たいマン)
(ネクタイの色は薄ピンク希望)(スーツはグレー確定かな?)
特級も特級の呪霊相手に確実なダメージを通せるナナミンの術式はやっぱり強いですね・・・ 目指せジャイアントキリング
しかし千切れた腕をあっさり身体を再生させる真人。
これは宿難や他特級呪霊もやっていた芸当ですが、
どうやら真人のそれは彼らの反転術式とは別物みたいです。
真人の術式は「無為転変」
能力は、魂に触れその形を変える、というもの。
真人はその能力で、自分の魂のかたちを強く保っていました。
真人いわく肉体の形は魂の形によって決定されるようです。
つまり魂を強化していれば、肉体は何度でも再生可能だと。
それはまるでツイ消しをしてもタイムラインには残っていてスクショ&晒しされて永久機関となってしまう過程のようですね(全然違います)
これ、どうやって倒すんだろうか・・?
ナナミンの術式は強制的に弱点を作り出すものですが、
もし、領域展開や反転術式で、本来の弱点を見えるようにできたらあるいは・・?
魂の場所がわかる・・・?こわせる・・・?
そして真人は七海先生の魂を改造したいと。
呪術師の魂を改造したとき、死なないかどうか試したいと。
いや頼むから生きたまま呪霊になってしまった七海先生を虎杖が倒すとかいう鬱展開はやめてくれ・・頼む・・・
そして定時あがりを宣言してしまったら絶対残業する羽目になるという絶望を植え付けるのはやめてくれナナミン・・・
さて場面かわって吉野くんパート
先週吉野くんへの対応として①から④の可能性があげられてましたが、
伊地知さんの不手際もあり予想外の方向へ(いとおしいポンコツ)
呪霊が見えていて、対処できるかどうかは不明だが、攻撃してくる様子はないから事情聴取してみよう という展開ですね
実際吉野くんは術式を使おうとしていたので虎杖は危ない。。
(あの手は術式だ絶対)
やはりといいますか、術式を使えるポテンシャルをもっていましたね吉野くん。
術式は才能によるもので虎杖には現時点使えないので、
おそらく二級術士以上のポテンシャルを秘めていることになるでしょう。
(虎杖には圧倒的な呪力と身体能力があるので優劣はわかりませんが)
それにしても虎杖の言動がいちいち良きですね。
「あ、こいつ見えてるな」「でもオマエ アイツ嫌いだろ」
等々、さらっと核心に迫って行動に移れる主人公はいいですよね。
「あ、こいつ見えてるな」は、自分のほうを向いているのに焦点があってないことから察したのでしょう。あの一瞬でおそるべき動体視力。。
「でもオマエ アイツ嫌いだろ」は吉野くんから無意識に発せられてる呪力(=負の感情)から察したのでしょうかね。
なんとなく、と言っているので虎杖も無意識なのでしょうが。
おもしろいのは
真人だけでなく虎杖も「嫌いな感情からアクションを起こすこと」を否定しないんですよね。
嫌いなら消しちゃえばいいじゃんが真人
嫌いなら遠ざければいいじゃんが虎杖、と。
先週のつづきになりますが
好きの反対が無関心、とか好きの反対が嫌いとかじゃなくて、
「嫌いの解決策が無関心」なんですよね。
吉野くんには「嫌いな人に直接攻撃する術」ではなく「自分が強くなることで嫌いな人をよせつけない術」を身につけてもらいたいものです。
ひとつ気になったのは
吉野くんが虎杖の制服のボタンを知ってたことですね。
知らされてないだけで呪術師の親族がいたのかな・・?(わからん)
表向きには宗教系の学校なので可能性はありますよね。
そしてそして、ラストシーン。
ボロボロのナナミンがつらいよ。。
来週はナナミン覚醒回ですね。。。?
「時間外労働」という縛りによって呪力がブーストしてたらくっそおもしろいなあ
今週はここら辺で。
次号は!!!センターカラー!!!!!
ナナミンカラー待ったなし!!!!!!!
2週間あくけど!!!!!!!!
ではまた。
追記
ナナミンのパワーアップは
「残業」に対して起こった負の感情によるブーストの説が有力っぽいですね。
たしかに「時間外労働」は
「能力の説明」や「虎杖と宿難の契約」と違って敵側の利益がないので
「縛り」にはならなさそうです。
「縛り」によるパワーアップ → 相手にとって有益な条件をつけることで対価の増加をはかること
でよさそうです。
やはりいくら呪力をコントロールする修行をしていても純粋な負の感情が起こす最高値は出せないんですかね…
【紅葉の棋節】打ち切られそうなので本気で読み返してみた【少年ジャンプ】
こんばんは。ななまるです。
ジャンプ新連載組の中では、「呪術廻戦」と「アクタージュ」が頭一つ抜けて掲載順も安定してきましたね。
そして、同時に危うくなってきてしまった「ノアズノーツ」「紅葉の棋節」「君を侵略せよ」「秘書田中」「アリスと太陽」6作品ですが、(後ろ3つはまだ様子見段階かもしれません)
その中の「紅葉の棋節」が先週今週といきなり熱かったので少しまとめてみます。
まずは簡単にストーリーを。
紅葉の棋節は主人公である「蔵道紅葉」が将棋界の最高位「竜王」を目指すお話です(ざっくりオブざっくり)
メインの登場人物は4人
・蔵道紅葉(主人公)
竜王に最も近かった棋士「蔵道桜」の弟。病気で桜を亡くし、彼の叶わなかった夢を叶えるべく竜王を目指す。天才と謳われた兄の桜と比べられ、「桜」には到底及ばない「落ち葉」と揶揄される。性格は短気でケンカっぱやく、自暴自棄になることも多い。
・市原銀杏(ヒロイン)
天才棋士の女子高生。段位は六段。「蔵道桜」の将棋に魅せられた人物の1人であり、桜の「もうひとつの夢」を叶えるべく紅葉の師匠となり、紅葉を竜王に導こうとする。強引な性格で、計算高い一面もある。
・染井吉野(ライバル)
天才棋士。彼もまた「蔵道桜」に魅せられた人物。病弱であるが、桜の言葉に感化され将棋に命を燃やす。桜の将棋スタイルを模倣しており、んでもって銀杏のことが大好き。銀杏を師匠にしたいがため、紅葉にライバル心を抱く。
(桜を模倣しているから名前ソメイヨシノなんダネ)
・蔵道桜(主人公の兄)
超天才棋士。もっとも竜王に近かった存在。独自の「桜流」で将棋界を駆け上っていたが、もともと病弱だった身体に無理をいわせて将棋をさしていたせいもあり、対戦中に倒れ、そのまま亡くなってしまう。「紅葉の兄」であり、銀杏と吉野の将棋道をつくった人物。作中人物全員、桜のことが好き。まじで。
まず、この作品は基本的に「蔵道桜」という象徴を中心に人物が動いていきます。
メインキャラクターは皆「桜」という「将棋にのめりこんだきっかけとなる人物」を失った喪失感と戦っています。
その、喪失感が深く描かれていたのが先週今週でした。
紅葉の喪失感は「桜とさしていた将棋が一番楽しかった」ことに起因していました。
紅葉は、もういない兄と比べられるプレッシャーから将棋を楽しむ心を忘れてしまっていました。
兄を越せば、その呪いから解放され、もう一度将棋を楽しくさせるのではないかと。
紅葉のいう「楽しい将棋」とは「盤面を挟んだ相手との2人きりの対話」です。
兄の死後それを忘れてしまっていた紅葉は、銀杏の将棋に魅せられ「楽しい将棋」を思い出します。
「盤面ばっか見てるからそんな顔になるんだよ たまには顔あげてみ? そしたら、私の顔が見れるぜ?」っていう銀杏のセリフは印象的ですね。
そして紅葉は「兄との対話」を思い出し、そこで無意識に築き上げていた「紅葉流」をアイデンティティーとしていきます。
じゃあ銀杏とぽちぽちさしてりゃいんじゃね、となるのですが
銀杏は紅葉のことは見ていなく、紅葉を通して兄を見てるので「2人きりの対話」を完成させるには、「紅葉流」で銀杏をぎゃふんといわすしかないんですね。
つまりこの物語は、偉大過ぎる存在「蔵道桜」から独り立ちするまでのお話です。
すごく人間味があっていいですよね。
失った人に対しての、喪失感、いらだち、
「桐島、部活やめるってよ。」が大好きな筆者の大好物です。
というわけで、ここからお話がどう動くのかはわかりませんが、
個人的にけっこう今回で主人公を好きになれそうなので
アンケートを出してみます!
流し読みしていた~って方もよろしければ読み直してみてくださいね。
それでは。ここまで読んでいただきありがとうございました。
【呪術廻戦21話感想】ナナミンも吉野くんもどうなってまうんや
呪術廻戦、サブタイトル「幼魚と逆罰」篇の三話目(‐参‐)ですね。
ちなみに逆罰とは
「理不尽なことを神仏に願って、かえって罰を受けること。また、その罰。」(コトバンクより)とのことです。
ここまでの流れを見て素直に考えると、幼魚=呪詛師の卵(?)の吉野くんということになりそうです。
呪詛師とは、今週説明があった通り、呪術を悪用する人間のことです。
ということは、幼魚の逆罰篇は、「呪霊でもない吉野くんが理不尽に人を殺める術を手に入れようとするばかりに罰を受けてしまうまで」を描く篇になるのでしょうか。
その罰は、はたして呪霊になってしまうのか、それともなんらかの実験台にされてしまうのかはまだわかりませんが。
タイトルの話はこのあたりで、本編の感想です。
最初の吉野と真人の会話ものすごくいいですね。
「好きの反対は無関心」この言葉遊びをバカにしていった上で、
吉野くんの幼稚さを読者に見せることによって「好きの反対は嫌いだから」派もぶった切っていくスタイル。
結局は全部「生きるための言い訳」とぶった切る真人の強キャラオーラがとてつもなくよいです。
そして、真人いわく、人間は「心」という理解できないものを特別なものとして見ているから、物事を複雑化してしまうと。
人間には魂だけがあり、喜怒哀楽の感情もすべて機械的なものなので、だから人間も動物も自然もすべて同等の命、と。ただ在るだけでめぐるだけだと。憎めば殺せばいいし、なにしたっていいと。
いやもう敵キャラの造形がうますぎますよね。
真人という人間に対する負の感情が具現化した呪霊が、
人間の心がなんたるかを語る。説得力が段違いですよ。
そんな理由があって、人間で実験を続ける真人。
さあ、場面切り替わって主人公サイドですが、
虎杖は、犯人探しとは別の仕事を任命されましたね。
七海先生の大人としての立ち振る舞いすべてが、本来大人のあるべき姿すぎて素晴らしいばかりですわ。
そして虎杖は吉野くんを追うことに。
二級呪術師と二級呪霊の関係がきましたね!
なるほど、二級呪霊をあっさり倒せるから二級呪術師と。
同格ではないんですね。
この設定をここで出したのすげえうまいと思ったのは
ラストで、一級呪術師の七海先生と特級呪霊の真人の会敵がきたことですね。
なるほど、勝てそうにないマッチングかと思ってたけど、
一級呪術師でも特級と同格ではあるかもしれないと。
しかも七海先生の呪術は、うまく戦えば挌上にもたしかなダメージを残せる呪術ですからね。
これはほんま熱いマッチング・・・
そして真人と別行動の吉野くんには果たして呪詛師としての能力は与えられたのか。
来週を待ちましょう!
今週はこの辺で!
ちなみに今回初投稿になります。
ジャンプ感想、映画感想、等々かいていけたらなと思いますので、
何卒よろしくお願いします。
ななまる